長寿番組が次々消滅…ゴリ押し芸能リポーターに不要論出る

公開日: 更新日:

「あんな芸能リポーターいらねえって言ってんのに!」

 現在、4月の改編期を前にテレビ局では様々な会議が開かれている。そんな中、ある関西のテレビ局では番組スタッフが、冒頭のように憤りを隠せず大声を張り上げた。この背景には、必要なものを削ってムダなものを残そうとするテレビ局ならではの不条理があるという。

 ◇  ◇  ◇

 コロナ禍の影響でテレビ局に広告を出す企業が減り、軒並み番組制作費が削られている。22年の歴史がある小倉智昭司会の「とくダネ!」(フジテレビ系)や、立川志らくの「グッとラック!」(TBS系)などの情報番組が幕を閉じる。31年続いた「噂の! 東京マガジン」(TBS系)、25年続いた「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)、12年目の「火曜サプライズ」(日テレ系)、10年目の「爆報! THEフライデー」(TBS系)などのバラエティー番組も終了し、関西ローカルの情報番組では21年続いた「ちちんぷいぷい」(MBS)や「ミント!」(MBS)が終わる。

「視聴率がさほど悪くないのに終了する番組も多い。大手事務所のタレントなどをレギュラーとして抱え過ぎて、制作費が足りなくなってきたためです。特に情報番組などはMCクラスのギャラが高いんです。1回の出演でサラリーマンの月給を超える人もいます。4月からは局アナをうまく使って、タレントも若くて安いコスパ中心のキャスティングになるのではないでしょうか」(メディア関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー