竹内涼真の敵はゾンビより好感度?「キミセカ」最大の課題

公開日: 更新日:

「GP帯で初の本格ゾンビものに加え、Huluとの共同制作を前面に打ち出して、地上波で10話放送後、シーズン2をHuluで配信というのが、視聴者にどう受け入れられるか。そこに注目しています」(ドラマ制作会社プロデューサー)

 その「キミセカ」のこれまでのネット上の評判は、有料チャンネルや配信などで目の肥えた層からは〈パクリだらけ〉〈安っぽい〉といったダメ出しが多く、地上波オンリー層からは〈続きはHuluで商法が気に入らない〉という否定的な意見も少なくない。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「確かに米国の『ウォーキング・デッド』など数々のゾンビドラマや映画、アニメ、漫画からのインスパイアを感じさせますが、僕は楽しく見ています。これまで安定して8%台をキープしているのは、この条件下では立派な数字じゃないでしょうか」と、こう続ける。

「序盤に存在感を見せていた大谷亮平さんや笹野高史さんの役が第2話で早くも絶命、第4話で見せ場をつくった芳根京子さんもゾンビに噛まれてしまうというぜいたくな役者の使い方、展開の早さ。本格的なゾンビものは怖くて敬遠していた層にも受け入れられるであろうマイルドさ。そして、主演の竹内さんのキャラがまっすぐで涙もろく、どこか1年前の『テセウスの船』で演じた“田村心”を思い出させる感じにひかれる視聴者は多いようです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理