小池知事また圧力か?子飼いの都議が“竹山番組”ドタキャン

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「議論を蒸し返す」と論点すり替え

 尾島が言うところの「解決済」とは、竹山発言をめぐって、所属事務所のサンミュージックとTBSが都に謝罪したことを指しているようだ。要するに「もう話がついたから出ない」というわけだが、竹山が提案しているのは「広告費の正当性」の検証。謝罪うんぬんとは別問題なのに、論点のすり替えで逃げるつもりなのか。

 尾島都議は小池知事の秘書出身で、練馬区議時代に行動を共にした子分だ。携帯電話を鳴らすと、「大変恐縮なんですが、『まん防』の件で今、バタバタしてまして……。言った言わないになるのも困るので、(質問)文書をファクスで送ってください。失礼します」とガチャ切り。質問内容を文書で送ると、〈本件に関する見解はすでにSNSで発信しているとおり〉と深夜に回答が送られてきた。

 実は、ドタキャン劇の裏で「知事のご意向」が働いたという。

「問題発覚当初、小池知事側は世論が〈竹山が悪い〉に傾き、大ごとにはならないと踏んでいた。しかし、読みが外れて〈都はやりすぎだ〉という声が大きくなり、火消しを急いでいる。そうした中、尾島氏が竹山さんらとやり合えば巨額広告費に再び注目が集まりかねない。〈そんな番組に出てどうするのよ!〉と相当お怒りだったようです。一時は乗り気だった尾島氏ですが、辞退せざるを得なかった」(都政関係者)

 竹山本人は尾島都議のドタキャンについて〈残念です〉とツイート。後ろめたいことがないのなら、正々堂々やれるんじゃないか。

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