米中はおそらく思惑で接近 日中関係は高市政権ではどうにもならない

公開日: 更新日:
北京に到着したトランプ米大統領(C)ロイター

 イラン戦争は解決の糸口が見えず、中国にすがるトランプ政権。一方、経済苦境の中国も打算で歩み寄るのだろう。取り残される日中関係の今後だが、高市嫌中政権での改善は絶望的。武器輸出での中国包囲網、刺激する戦争法案、議員同士の友好も出来ない中、国益面では大損だ。

  ◇  ◇  ◇

「非常に刺激的な外遊になる。多くの良いことが起こるだろう」

 米ワシントンを発つ際のトランプ大統領の発言だ。泥沼のイラン戦争から一時的に逃避できる高揚感もあるか。

 トランプは日本時間の13日夜9時ごろに大統領専用機「エアフォースワン」で中国・北京に到着。14日、15日の2日間にわたって米中首脳会談が行われる。トランプの訪中は第1次政権での2017年11月以来で、2期目就任後は初めて。世界中が固唾をのんで見守ることになるのは間違いない。トランプと習近平国家主席がともに世界遺産の「天壇公園」を散策したり、夕食会、茶会、昼食会といった日程が組まれている。

 今回の首脳会談では、イラン情勢、貿易、台湾問題、人工知能(AI)などについて協議するとされるが、両者の狙いは明確だ。イラン戦争の解決の糸口が見えず、トランプは中国にすがりたい。今年11月の中間選挙に向け「成果」が欲しい。一方で、経済苦境の中国も打算で歩み寄るのだろう。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,772文字/全文3,340文字)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  2. 2

    高市陣営の「中傷動画」疑惑拡大に自民議員ビクビク…“被害者”枝野幸男氏にSNSで「動け」コメント殺到

  3. 3

    高市政権また老人イジメ…財務省が高齢医療「3割負担」早期引き上げ提言、政府「骨太の方針」への明記も

  4. 4

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  5. 5

    高市ドン引き外交またも炸裂! 豪首相をファーストネーム呼び、“絵文字”付きサイン…識者「デリカシーなし」とバッサリ

  1. 6

    皇位継承安定へ「旧宮家養子案」…中道容認報道に枝野幸男元代表ら立憲出身者が激オコ猛反発の波紋

  2. 7

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった

  3. 8

    国民は改憲よりも暮らしだ 血道を上げているのは勘違いの極右政権だけ

  4. 9

    【スクープ第3弾!】衆院選での違法な「有料広告動画」疑惑 宮城自民5陣営“総汚染”で組織ぐるみが浮き彫り

  5. 10

    高市支持“大派閥構想”は自民の醜い政局ゴッコ 将来の総裁候補も大ボス麻生太郎氏も実態は面従腹背

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  2. 2

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  3. 3

    ヘタクソ女子プロはすぐバレる!ツアー史上最短「98ヤード」の15番のカラクリ

  4. 4

    サバンナ高橋茂雄いじめ謝罪のウラ… 光る相方・八木真澄の“ホワイトナイト”ぶり 関西では人柄が高評価

  5. 5

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    SixTONESが日テレ「24時間テレビ」出演発表で次に“熱愛”が撮られるメンバーとファンが喜べない事情

  3. 8

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  4. 9

    小結高安を怒らせた? 横綱豊昇龍が初日黒星でいきなりアクシデント→休場の自業自得

  5. 10

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった