著者のコラム一覧
池内ひろ美家族問題評論家

1961年、岡山県生まれ。自身の離婚をきっかけに、人生をリストラクチャー(再構築)するため前向きに選択する離婚を「リストラ離婚 妻が・夫を・捨てたわけ (講談社文庫)」と名づけて上梓。以降著書は31作に及ぶ、夫婦・家族問題評論家の草分け的存在。現在、ガールパワー代表理事、家族メンター協会代表理事、内閣府後援女性活躍推進委員会理事をつとめる。

“恋多き女”MALIA.「動物的なカン」で男性を選び4度の結婚

公開日: 更新日:

 恋多き女と呼ばれる人がいます。4回結婚されたMALIA.(マリア)さんも、そのひとりではないでしょうか。「いつも誰かに恋をしている」というよりも、「恋愛すると結婚したくなる」ように見受けられます。

 最初の結婚は、元日本代表のサッカー選手・田中隼磨さん。お互い10代の時に出会い、いわゆる“できちゃった結婚”で、3年後に離婚。2回目の結婚は、6歳年上の総合格闘家・山本“KID”徳郁さん。2人の子供が生まれ、4年後に離婚。3回目の結婚は7歳年下のサッカー選手・佐藤優平さんで、ご自身では運命的な出会いを感じたようですが、2年で離婚。4回目の結婚は9歳年下の元Jリーガーでファッションモデルの三渡洲舞人さん。MALIA.さんにとって4人目の子供を出産しますが、1年半で離婚。

 歴代4人の夫たちを見ると、年齢差、身長、年収はばらばらですが、「シンメトリーな顔立ち」と「バランスの良い体躯」が共通しています。

動物のカップリングはシンプル

 人間社会で男女が出会いから結婚に至るには、相手との相性を考えます。2人の会話が成立するか、性格は合うか、相手の容姿が自分にとって好みかどうか、身長・体重は望ましい範囲か……さらに、職業と学歴、年収や資産状況から金銭感覚、本人の住環境だけでなく親族の住環境、親きょうだいとの関係やそれぞれが持つ文化と生活習慣に違いがあるかないか、相手の趣味や嗜好を受け入れることができるかなど、チェック項目は非常に細分化されています。男性が女性を選ぶ場合もあれば、女性が男性を選ぶこともあります。

 動物のカップリングはもっとシンプルで、多くの場合は雌が雄を選びます。なかでも左右対称な骨格や長い尾を持つ雄は雌からモテます。同種の動物の中で、より長い尾を持つ雄鳥や雄猿がモテるのは、長い尾を汚したり傷つけたりすることなく保つことのできる、運動神経の良さも理由のひとつでしょう。

 今の時代、恋愛対象となる男性や結婚相手を見つけられないと嘆く女性も多くいらっしゃいますが、MALIA.さんのように、ある種の“動物的なカン”で男性を選ぶのもよいのではないかと思います。

“動物的なカン”を働かせて男性を選び、彼を“生物学的な父親”として認めて出産する。自身の“生理に忠実な”相手選びです。また、再婚した男性と子供が養子縁組を行うことで“法律的な父親”となります。再婚した男性は生物学的父ではなく、社会学的父となり、生物学的母と共に子育てを行う。また離婚によってそれは解消される、ニュータイプの親子関係です。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  3. 3

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  4. 4

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

  4. 9

    “Snow Manの頭脳”阿部亮平は都立駒場高校から“独学”で上智大理工学部へ 気象予報士にも合格

  5. 10

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは