著者のコラム一覧
池内ひろ美家族問題評論家

1961年、岡山県生まれ。自身の離婚をきっかけに、人生をリストラクチャー(再構築)するため前向きに選択する離婚を「リストラ離婚 妻が・夫を・捨てたわけ (講談社文庫)」と名づけて上梓。以降著書は31作に及ぶ、夫婦・家族問題評論家の草分け的存在。現在、ガールパワー代表理事、家族メンター協会代表理事、内閣府後援女性活躍推進委員会理事をつとめる。

小室哲哉はドライで合理的な偏食家 関わる女性が不幸に…

公開日: 更新日:

 バツ3になった小室哲哉さんの最初の結婚は29歳。お相手は8歳年下のアイドルでした。その後、プロデューサーとして一躍有名になってから交際したのは華原朋美さんで、デビュー前の彼女にグランドピアノのある豪華な部屋を用意するなど、数々のシンデレラエピソードが華原さんから語られました。

 華原さんと破局すると自身がプロデュースしたグループのダンサーと結婚するも10カ月で離婚。その7カ月後にKEIKOさんと結婚。小室さんの資産売却や逮捕など不運の時期を支えたにもかかわらず、くも膜下出血で倒れたKEIKOさんを捨てて、「性欲が枯れた」と言いつつも性癖は変わらないのか、看護師さんに心を奪われ……関わっていく女性が皆、不幸になっていく印象が否めません。

食に対する欲求が低くて小食

 女性遍歴からわかるのは、常に彼が与えているかに見えて実は「彼を支えてくれる女性」が必要なタイプではないかということです。恋愛には依存的な面があり、中には共依存となる場合もありますが、小室さんの場合は、時に女性の何もかもを奪いかねない面が見られます。華原さんは豪華過ぎる暮らしの中で周囲と断絶し、彼女が崩壊しかねないほど苦しい恋でもありました。

 その半面、小室さん自身の本来の考え方は非常にドライ。合理的でもありますが、恋愛に合理性を持ち込むとそのあまりのギャップに女性は混乱します。およそ何かに秀でた才能を持つ男性の特徴でもありますので、付き合う女性には覚悟が必要です。

 極端な偏食家でもあり、魚や野菜は一切食べることなく、食に対する欲求が低くて小食というのは、ダイエットコークとハンバーガーが好物というビル・ゲイツに似たものも感じられます。偏食から骨粗しょう症を疑われたのが、2016年に路上でつまずいて足首をひねり右足関節骨折です。当時57歳だった小室さんの「つまずき骨折」は痛々しい驚きでした。

 恋愛と結婚もつまずきが続きますが、別れも合理的です。経済的に豊かな時に別れたAsamiさんには10カ月の結婚期間しかなかったにもかかわらず、多額の慰謝料と養育費を払っていますが、お金がない時期に別れた相手には“払う意味がわからない”と言わんばかりに支払わない。

 いずれにしても、偏食家の男性と付き合う女性は気をつけてください。偏食家は食べられるものが限定されていて食材の幅が小さいため、女性と食事の時間を楽しむことが苦手な人たちです。

【連載】芸能界「男と女のラブゲーム」の末路

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  4. 9

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  5. 10

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ