田村正和さんのダンディズム「つねにご自身を冷静に分析」

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 名優がまた一人、この世を去った。田村正和さんが4月3日に心不全のため都内の病院で亡くなっていたことが明らかになった。享年77。戦前の剣戟スター“阪妻”こと阪東妻三郎の三男として京都に生まれ、高校在学中に映画「永遠の人」で俳優デビュー。柴田錬三郎原作の時代劇「眠狂四郎」は当たり役となった。

 80年代からはテレビドラマでも活躍。「ニューヨーク恋物語」「過ぎし日のセレナーデ」「パパとなっちゃん」など主演ドラマがヒット。83年の「うちの子にかぎって…」「パパはニュースキャスター」からは二枚目役以外の新境地を開拓、94年から始まった「古畑任三郎」でのコミカルな役柄は広くお茶の間に親しまれた。しかし2018年2月放送のドラマ「眠狂四郎 The Final」を最後に表舞台から退き、事務所も閉鎖していた。

■「平成まで。もう十分じゃないかな」

 2年前の19年6月に「女性自身」の取材を受けた際には「映画もテレビもやったし、舞台もやった。昭和から始まって、平成まで。もう十分じゃないかな」と語り、すがすがしい表情を浮かべていたという。

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