著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

24時間365日「田村正和」を演じる“二枚目スター”の凄み

公開日: 更新日:

 当時はまだ、「パパはニュースキャスター」のコミカルな演技を見せる前で、「古畑任三郎」の独特のキャラもない。圧倒的に二枚目スターの時代だった。知らない人もいる前で食事するなどあり得ないということだろう。若造の僕は「二枚目って大変だ。田村正和を普段から演じているのだ」と驚いた半面、役者という仕事の凄みを感じたものだ。

「眠狂四郎」シリーズは田村さんの時代劇の代表作。2018年には「眠狂四郎 The Final」に出演した。田村さんを口説いた制作側も、彼の年齢を考え、アクションシーンなど、遠くからの撮影やシルエット系のシーンとアップを組み合わせ、うまく作っていたと思ったのだが、田村さん自身は放送前に試写を見て、「これはダメだ」と痛感したという。引退とは口にしなかったものの、その後に出演作品は制作されていない。プロの姿を体現した俳優だった。合掌。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所