平野悠
著者のコラム一覧
平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

アナーキーの狼藉で新宿ロフトは紙コップになった ステージに投げつけてグチャグチャに…

公開日: 更新日:

 80年にビクター系のレーベルからメジャーデビューし、この年の2月だったかな、新宿でロフトデビューを果たしてARB、ルースターズとともに常連バンドとしてプレーしてくれたが……。

 彼らニューウエーブ系は酒にケンカ、破壊行為に不純異性交遊、ヤバイものが付き物。アナーキーも例外ではなかった。

 ボーカルの仲野茂さん(通称シゲル)は、新宿ロフトの「真夜中の総番長」みたいな呼ばれ方をしていた。このことからも分かるように逸話というか、蛮行というか、過激なエピソードにはコト欠かない人物である。

 82年に「爆裂都市 BURST CITY」というSF映画が公開された。

 ロッカーズの陣内孝則さん、ルースターズの池畑潤二さんと大江慎也さん、スターリンの遠藤ミチロウさん、泉谷しげるさんといった面々が出演し、完成打ち上げライブが新宿ロフトであった。

 その時にアナーキーのメンバーがステージにウイスキーのボトルやグラス、折り畳み椅子などを投げつけてグチャグチャにしてしまった。割れ物は危険極まりない! ということになり、新宿ロフトが「紙コップ」になったのは、シゲルたちアナーキーの狼藉が原因だったと記憶している。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  3. 3
    木村拓哉「Believe」は視聴率もレビューも天海祐希ファン次第? 夫婦役に《違和感》批判の壁

    木村拓哉「Believe」は視聴率もレビューも天海祐希ファン次第? 夫婦役に《違和感》批判の壁

  4. 4
    「嵐」新会社設立で企業はCM契約に虎視眈々も…故ジャニー喜多川氏との“広告料の約束事”はどうなる?

    「嵐」新会社設立で企業はCM契約に虎視眈々も…故ジャニー喜多川氏との“広告料の約束事”はどうなる?

  5. 5
    眞子さんが小室圭さんと手にした“40平米の自由”…ジーンズにTシャツの質素な装いがメインに

    眞子さんが小室圭さんと手にした“40平米の自由”…ジーンズにTシャツの質素な装いがメインに

  1. 6
    何でもかんでも旧ジャニーズを叩けばいいってもんではない…FCで数百億円の儲けは出ない

    何でもかんでも旧ジャニーズを叩けばいいってもんではない…FCで数百億円の儲けは出ない

  2. 7
    自民「補選全敗」効果で政倫審が再始動 二階・萩生田・杉田ら“ケタ違い”裏金議員への追及が始まる

    自民「補選全敗」効果で政倫審が再始動 二階・萩生田・杉田ら“ケタ違い”裏金議員への追及が始まる

  3. 8
    小室圭さん“年収倍増”報道で《お前らが努力しなかった10年で年収3800万円になった》投稿が話題

    小室圭さん“年収倍増”報道で《お前らが努力しなかった10年で年収3800万円になった》投稿が話題

  4. 9
    元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!

    元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽