論破するひろゆきに憧れる若者の危うさ、SNSをタレ流すメディアの思考停止

公開日: 更新日:

 2ちゃんねるの創設者であり、ひろゆきこと西村博之氏(44)関連の記事や発言を目にする機会がこのところ一気に増えた。最近の例でいえば、ZOZO創業者の前澤友作氏(45)の「お金配り企画」についてひろゆき氏が意見したところ、前澤氏のツイッター上でブロックされたというもの。メンタリストDaiGo氏(34)について、「あの人は能力のある人ですよ」とひろゆき氏が擁護したことも、メディアに大きく取り上げられた。

 違和感があるのは、こうした"不要不急のニュース"を、メディアが競うようにしてなぞるだけの報道を無批判にタレ流している現実だ。ネットニュースだけではなくひろゆき氏は今年3月まで放送されていた朝の情報番組「グッとラック!」(TBS系)にリモートでレギュラー出演し、放送中の「ABEMA Prime」(AbemaTV)にも露出を増やしている。

 コロナ禍をきっかけに筆者もユーチューブを見る時間が増えたが、いつからか、ひろゆき氏のお酒を片手に視聴者の質問に答えていく動画の切り抜きがオススメとして頻繁にあがってくるようになった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発