上皇さまの危機感を無視し「女性宮家」創設をタナ上げした安倍政権の現実離れ

公開日: 更新日:

 自民党内では女性皇族が結婚によって皇籍を離れても、「皇女」という特別職の公務員になっていただいて公務を継承する案が検討されたようだが、これも問題を先送りするだけで、何の解決にもならない。

 結論を先にいえば、「女性宮家」を創設したうえで、皇位継承の範囲を拡大して安定化させるしかないのである。

 上皇さまがビデオメッセージで生前退位のお気持ちを表明されたのは2016年8月のことだった。そして、退位実現のための皇室典範特例法が国会で成立したのは翌年6月。その付帯決議に〈安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について、皇族方の御年齢からしても先延ばしすることはできない重要な課題である〉と記している。このままでは皇位継承が絶えるかもしれないから女性宮家の創設を検討してほしいという、上皇さまの危機感を反映したものだろう。

 ところが、法律で定めたうえ、上皇さまの強いご意思だったにもかかわらず、当時の安倍政権は議論を先送りしてしまった。というより無視したのだ。要は、「将来、悠仁さまに男子が生まれなかった時に改めて考えればいい」ということらしい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”