著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

見苦しいの一言に尽きる自民党総裁選ですが…

公開日: 更新日:

 見苦しいの一言に尽きる自民党総裁選。あらかじめ断っておきますが文字数取りたくないのですべて敬称略です。

 国民の誰もが金権腐敗政治の権化と認める二階、下々の国民を見下した上級国民の失言メーカー麻生、モリカケ桜も何のその仮病を忘れた引退のし損ない安倍という3人が主導権を握る総裁選。この前の菅はちょっと選び間違えたけど俺たちには関係のないこと、とにかく今まで通りに自分たちの権力を維持できる総裁を選べばいいんだろくらいなんでしょう、アイツらにとっては。

 岸田が二階のクビを狩りに行けば菅に狩られ、その菅は麻生に狩られ、生き返った岸田はモリカケで国民の歓心を買おうとすれば安倍に睨まれ、河野は麻生の機嫌をうかがいながら出ようとするも石破に応援されたら安倍に睨まれるからあんまり応援して欲しくない、石破は安倍・麻生に睨まれながら二階の支持を取りつけたいけどそうすれば党内も党員もソッポを向く。二階・麻生・安倍の3人をぶった切るような自民党のいや国民の救世主は候補に誰もいないようです。

 旦那が反社であると晴れて裁判所に認定された野田聖子や極右の高市早苗が候補に名前が挙がること自体恐ろしさを感じます。さらに情けないのが当選3回以下のコワッパ議員たち。己の政治理念など皆無でとにかく選挙に勝てそうな国民受けの良い総裁を選びたいだけで気勢を上げてるようですが、しょせんは数合わせの烏合の衆。派閥から自主投票を許されたところで決戦投票になれば派閥の長のひと声で投票先を変える連中でしょう。終身名誉総裁候補といわれ、唯一臨時国会開催を訴えている石破には頑張ってもらいたいけど、子分たちがもう冷や飯には食い飽きたとばかりに河野支持ですか。

 エゴサーチ大好き総理、ツイッターブロック総理、ワクチンあるある詐欺総理、次の質問どうぞ総理、唯我独尊総理。親子2代で自民党総裁なのに総理じゃない自民党総裁なんて因縁めいてて私は好きですけどね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった