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立岩陽一郎ジャーナリスト

NPOメディア「InFact」編集長、大阪芸大短期大学部教授。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て現職。日刊ゲンダイ本紙コラムを書籍化した「ファクトチェック・ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実」はじめ、「コロナの時代を生きるためのファクトチェック」「トランプ王国の素顔」「ファクトチェックとは何か」(共著)「NHK 日本的メディアの内幕」など著書多数。毎日放送「よんチャンTV」に出演中。

13年半続いたMBSの名物情報番組が終了…番組は社会の映し鏡でしかない

公開日: 更新日:

 地方の老舗デパートの閉店で「残念だ」と話す人々。それをニュースで見ることも珍しくない。一方で、そう話す人々がデパートを利用していれば閉店に追い込まれなかったことを私たちは知っている。

 10月、各放送局は番組改編の時期だ。また老舗の番組が消える。13年半続いたMBSラジオの「子守康範朝からてんコモリ!」。関西の朝の名物情報番組だった。私もニュースを読み解くコーナーを持っていた。

 この番組の後継番組が発表されてざわついた。司会をMBSのベテランアナウンサーが担うのは良いとして、日替わりで出演するコメンテーターが高橋洋一氏、上念司氏、須田慎一郎氏らだったからだ。私はコーナーの継続を打診されたが、辞退させていただいた。彼らの政治的スタンスが理由ではない。ファクトを重んじる立場として彼らがメインを務める番組に関わることはできないからだ。

 9月22日に行われたMBSラジオの記者会見では記者から厳しい質問が飛んだらしい。私の周辺からも良い評判は聞かない。しかし番組の制作陣は議論を重ねた上でゲストを決めており、私は彼らの判断を批判する気にはなれない。なぜか? それは冒頭の老舗デパートの閉店と近いものを感じるからだ。つまり、これまで通りの放送ではリスナーを獲得し続けることが難しいという見通しがあるからだ。逆に言えば、これまで通りでもリスナーを獲得し得るとの判断があれば老舗番組が終わることはない。

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