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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<59>新しい家政婦が決まって迎えに行くと…ドラえもんにそっくり!

公開日: 更新日:

 イブを偲ぶ会を開くことになった「かんぽの宿」は、私も宿泊したことがある静かな宿だった。

「明日あいているそうです。午後6時からの予約を入れました」

 番頭格のマコやんが言った。

「そうか、それはよかった」

 野崎幸助さんはそう言うと、自分の携帯電話を手にしながら私に話しかけてきた。

あのね、お手伝いをしていいという方がいるんですよ。3年ほど前に銀座のクラブで働いていた方なんですけど、記憶にほとんどなくて。吉田さん、ちょっと電話で確認していただけませんか?」 

 どうやら今朝、社長に電話がかかってきたらしい。

「記憶にないってことは好みではないということですよ。いいんですか?」

 隙あらばお手伝いさんと懇ろになろうというドン・ファンの下心に、マコやんがクギを刺した。

「ええ、いつでも行けますから」

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