著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<59>新しい家政婦が決まって迎えに行くと…ドラえもんにそっくり!

公開日: 更新日:

 社長はそれだけを言うと口を閉じてしまった。

「私、バツイチで20歳を越える息子がいるシングルマザーなんです。社長さんのところに来られてうれしいです」

 精いっぱい媚を売るようなしゃべり方をするが、社長の反応はなかった。履歴書も用意しておらず、不思議な印象を持ったが、彼女の気分を傷つけないよう話に耳を傾けた。

 3人を自宅に送り届け、私は定宿のビジネスホテルに戻って雑用を処理していた。東京で仕事があり、その日に帰ることにしていたが、社長が偲ぶ会にも出て欲しいと言うので1日延ばすことにした。

 多分、私がいることで早貴被告との会話が盛り上がると考えたのだろうが、昨年暮れに六本木のホテルに呼ばれたのと同じパターンだな、と思った。

 マコやんはA子さんの体形がドラえもんにそっくりだったので、陰で「ドラ子さん」と呼ぶようになった。 =つづく

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