<2>ネタ作りに苦労していたところ立川談志が助け舟を

公開日: 更新日:

 初代の東京ボーイズは旭しげる(後に五郎)、峰さかえ(後に七郎)、菅ひさし(後に六郎)の3人だった。そこに仲八郎が参入する。

仲「僕は昭和46年にシャンバローの邦一郎の弟子になって加わりました。4人だと1人くらい演奏しなくてもわからないからって、ウクレレ持って、弾かずにおしゃべりだけでした。その後、峰さんが抜けて3人になりました」

 それぞれの師匠のシャンバローが柳四郎、岡三郎、邦一郎だったから、五郎、六郎、(七郎が抜けて)八郎になるのもうなずける。

菅「3人になった翌年、落語芸術協会に入ったんだよな」

仲「シャンバローが会員でしたから、当然の流れでした。入会するにあたって協会幹部の師匠連のお宅をシャンバローと一緒に1軒ずつ挨拶に回るんです。最近はそういう慣習はなくなりましたが、当時はそれが当たり前でした。入会したことで寄席に出るようになって、来年で50年になります」

 寄席の色物で半世紀出続けている芸人は数少ない。東京ボーイズはよく受けるので寄席の大きな戦力になった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」