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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<103>事件当日の野崎幸助さんの電話記録をテレビで証言した「謎の男性」

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 あまのじゃくの彼は同情を引くために「もう体がダメなんです」「死んでしまいたい」というセリフを使うことは珍しくなかったが、それが本音ではないことは私もマコやんも十二分に分かっていたので、「ああ、そうですか」と見透かした返事をするのが常だった。まともに受け止める人は周囲にいないのに、それを知ってか知らずか、テレビはそれほど親しくない人の証言を重大な事実が含まれているかのように報じたりしたのだ。

 当時、私は田辺市内のビジネスホテルに宿を取っていたが、部屋のテレビには当然のことながら録画機能は付いていなかった。そこで私は市内の家電量販店に車を飛ばし、32型の液晶テレビと録画機を購入してきた。仕事を終えて部屋にきたマコやんと2人で、その日のドン・ファンの放送をチェックするようになったのである。 =つづく

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