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細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

五木ひろしの光と影<23>山口洋子は平尾昌晃に「ズズとの仕事はほどほどにして」と懇願した

公開日: 更新日:

 1973年に話を戻す。この年、平尾昌晃には印象的な出来事があった。場所は銀座のクラブ「姫」。ホステスと楽しい時間を過ごしていた平尾昌晃の横に割り込むように座った山口洋子は、平尾の腕をむんずと掴んでこう言った。

「いい? 今年はズズとの仕事はほどほどにして。お願いだから約束して」

 五木ひろしに「日本レコード大賞」を取らせるのは、事務所の社長である野口修だけではなく、山口洋子の作詞家としての悲願でもあったのだ。 (つづく)

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