著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

五木ひろしの光と影<23>山口洋子は平尾昌晃に「ズズとの仕事はほどほどにして」と懇願した

公開日: 更新日:

「僕はズズ(安井かずみ)とも洋子ちゃんともどっちとも仕事をしていたから、2人が決して仲が悪くなくて、お互いを認め合っていたことは誰よりも知っている。3人でどんちゃん騒ぎをしたこともあったしね。でも、タイプは全然違うんだな。ズズは弱さをさらけ出しちゃうタイプ。ありのままを見せられる。洋子ちゃんは逆。弱さは絶対見せないタイプ。どんなことがあっても平気な顔をしている。まあ、マダムという職業柄そうなるのも無理はないかもね。いずれにしても共通して言えるのは、どっちも強い女ってこと(笑い)」

 安井かずみと山口洋子。この女流作詞家同士の交遊は2人が作詞の第一線を離れた平成の時代に入っても続いた。野口修によると、安井かずみは亭主でミュージシャンの加藤和彦と一緒に、山口洋子の軽井沢の別荘に遊びに来たことがあるという。フランス料理のシェフを夢見ていたこともある加藤和彦が手料理を振る舞い、4人は深夜まで語り明かした。食通、ワイン通として知られた加藤・安井夫妻とは対照的に、山口洋子も野口修も食事へのこだわりはさほどなく、揃って下戸ときている。出自も経歴も異なる4人が軽井沢でどんな会話を楽しんだのだろう。そして何より、それぞれの業種で人生を謳歌していた4人全員がすでにこの世にいない。不思議な気がしないでもない。加藤和彦に至っては自殺である。

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