著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

ヨネダ2000 芸歴4年目とは思えない鋭い笑いのセンスを持つ再結成組

公開日: 更新日:

 愛が一定のリズムで突っ張りの動きと「どすこい、どすこい」の掛け声を続けるのがベース音のような役割を果たし、その上で主旋律としてのネタが奏でられる。芸歴4年目とは思えないほど発想力と構成力に秀でた見事な漫才だった。

 彼女たちはお笑いコンビとしては珍しい「再結成組」である。もともと2人は芸人養成所で出会って「ギンヤンマ」というコンビを結成していた。その後、男性芸人を加えてトリオとして活動していた。だが、そのトリオが解散することになり、一度は2人も離れ離れになった。

 その後、意気投合して再びコンビを結成することになり、コンビ名も「ヨネダ2000」に改めた。

 清水が主にネタ作りを担当しており、相方に「こんなネタはどうかな」とアイデアを伝えて、反応が良かったらそのネタを仕上げていく。

 ネタ作りでは清水が主役だが、舞台に臨むときには愛の方が物おじせずに堂々としている。一方の清水は緊張しやすいタイプで、その点では愛に頼っている。お互いがお互いの弱点を補い合っている理想的な関係だ。

 今年の年末には「M-1」の決勝の晴れ舞台で彼女たちの勇姿が見られるかもしれない。

(つづく)

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