著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

ヨネダ2000 芸歴4年目とは思えない鋭い笑いのセンスを持つ再結成組

公開日: 更新日:

 昨年末のお笑い業界で、にわかに脚光を浴びた女性コンビがいた。小柄な清水亜真音と大柄な愛の2人から成るヨネダ2000である。見た目は、ほのぼのした雰囲気を漂わせているが、その鋭い笑いのセンスはあなどれないものがある。

 彼女たちは、昨年12月に「女芸人NO.1決定戦 THE W」で決勝進出を果たした。また、同じ時期に漫才日本一を決める「M-1グランプリ」でも、決勝の一歩手前の準決勝まで勝ち進んでいた。2つの大会で上位に食い込んだことでお笑いファンに強烈な印象を残した。

 ファイナリスト発表記者会見の司会をするために「M-1」の準決勝を観戦していた麒麟川島明は、あまりの面白さからヨネダ2000が決勝進出するに違いないと思っていたという。

 彼女たちにとって初めてのテレビ出演となる「THE W」の決勝で見せたのは、清水が友達の力士に謝りに行くという珍妙な設定の漫才だった。

 ストイックな力士を演じる愛は、清水の話に耳を傾けることなく「どすこい、どすこい」とひたすら練習を続ける。そんな中で清水は複数の役柄を演じながら話を展開させていく。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗