松本潤は“変なパパ役”で新境地開拓となるか「となりのチカラ」が視聴率2週連続2桁マーク

公開日: 更新日:

「松本さんの新境地開拓と作品としての意外性を狙ったのだとは思いますが、やはりミスキャスト感は否めません。同様に松嶋さんも、前期の『SUPER RICH』での女社長役がハマっていただけに占い好きのオバチャン役が浮いてしまっているように思います」(水野詩子氏)

<年齢的にドラマに出てくるくらいの歳の子供がいてもおかしくないけど、松潤にこういう役は本当に似合わないと思う><松島菜々子にはやっぱり容姿端麗な役をやってほしい>という声もあり、制作側が狙う様な意外性には結びついていないようだ。

 遊川氏の過去作である「過保護のカホコ」は、主人公のカホコは確かに変わっているが「毒親」との関係性や描写はとてもリアリティがあり、それがよいスパイスとなって「カホコの成長物語」を円滑に動かしていた。

「となりのチカラ」に関しては、やりたいことはわかるが、本当に伝えたいことがどうも見えづらい。第2話は認知症の高齢女性と大学を控えた高校生が2人で暮らす同じマンションの家庭に介入したチカラが、“ヤングケアラー問題”の糸口を見つけ出す展開となった。ただ、チカラがカーテンを全開で生活している女性の部屋をジロジロと“観察”する様子はファンにとって気になって仕方がないはずだ。

 それでも高視聴率をキープし続けているということは、ドラマから脱落せずに松潤の変化を楽しんでいるファンもいるということ。「となりのチカラ」は俳優・松本潤の新境地開拓となるか?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」