吉永小百合ら“モノ言う”俳優陣も賛同「日本版CNC設立を求める会」で国内映画界は変われるか

公開日: 更新日:

 改善のカギは映画配給会社大手4社が主体の「映連」の存在と責任も大きいはずだが、興行収入からの徴収に関して是枝監督は「口をすべらせて言いますが」と前置きして、「実は東映の岡田社長に相談しました。すると『俺はもうすぐ引退する、(東宝の)島谷に言ってくれ』と言われた。次の島谷さんに相談したら『法律が変われば』と言われた」と、邦画メジャー首脳陣のヤル気のなさを明かした。同志社女子大教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。

「是枝監督たちが声をあげたことは称賛に値する。日本映画界は“映画好き”たちの気持ちを利用し、甘えていては未来はない。こうした受け皿になる団体ができたことは改革の第一歩。メディアも今回のポジティブな内容を大きく扱うべき。映画界だけでなく、テレビも含めたメディア全体に広がって欲しい」

「強い大きい相手を明るく前向きに動かそうと思います」と語る是枝監督。日本映画界は変われなければ未来はない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    不倫騒動から3カ月…田中圭のポーカー遠征に永野芽郁が同行? Xで検証作業が沸騰する異様

  3. 3

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  4. 4

    やっぱり撃沈した山尾志桜里氏の今後…“古巣”国民民主を批判も参院東京選挙区では2人当選

  5. 5

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  1. 6

    新興政党なのに…参院選当選者ゼロの石丸新党「再生の道」はもはや“再生不能”

  2. 7

    君はそれでも参政党に投票するのか…若者たちの“熱狂”が引き寄せる「徴兵制」「治安維持法」

  3. 8

    渡部建のトイレ不倫を「許してない」と発言…妻・佐々木希それでも第2子出産の違和感と本音

  4. 9

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  5. 10

    池上彰氏がテレ東選挙特番からネットにシフト…テレビ報道の限界とYouTuberとしての活路