市川海老蔵を悩ます“2つの毛問題” 9歳の勸玄くんが演じる「毛抜」に加え…

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 今年11、12月、歌舞伎座で「13代目市川団十郎白猿襲名披露」に臨む市川海老蔵(44)が頭を抱えているという。さる歌舞伎関係者はこう話す。

「あまり大きな声で言えないのですが、2つの“毛”の問題に悩まされているというんです」

 第一の“毛の悩み”といえば、海老蔵と共に8代目市川新之助襲名でお披露目する息子・堀越勸玄くん(9)の演目について。この12月に史上最年少で「毛抜」の主演を務めることが公表されている。成田屋にとってこの「毛抜」は歌舞伎十八番の演目の一つ。ところが公演まであと4カ月を切ったというのにいまだに共演者が発表されていないのだ。

「すでに一部のメディアは報じていますが、共演者というより名前のある共演者が決まらないといった方が正しい。『毛抜』は難役として知られている。団十郎家の海老蔵が30歳。他を見回しても中村獅童が32歳、片岡愛之助が40歳、松本幸四郎は43歳で演じています。わずか9歳の勸玄くんが演じることになりますが、正気の沙汰じゃない。共演者は、下手をすれば自分の芸を汚してしまうことを懸念しているんです。だから皆が『毛抜』のオファーに関しては見て見ぬふりをするわけです」(前出の歌舞伎関係者)

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