舘ひろしにコーヒーおごり、ジョー山中にジーパンの裾上げしてもらったデビュー当時

公開日: 更新日:

 最初の事務所では全く売れなかった。そこに麻丘めぐみちゃんが入ってきた。へ~、この路線でいくんだって思ったの。即、「やめま~す」。

 で、フリーで動いているときに田辺昭知さんと出会ったんです。田辺さんは「これからはテレビ中心の時代。だから可愛くてキレイなだけではダメ。歌はもちろん、キャラが大事なんだよ」って。マチャアキの女版を考えていたときに、アタシが目に入ったそうです。「ア! オンナ堺だ!」って思ったんじゃないかな。

 その頃、原宿に住んでいました。まだ、同潤会アパートに人が住んでいた頃。人気ブランドのミルクの前の椅子に座って、通る人を見てたの。それだけでも勉強になりましたね。ファッションに興味があったし。それを知った田辺さんが「原宿でタダで顔売ってんじゃねーよ」って(笑)。

 美人画で知られた画家岩田専太郎さんに声を掛けてもらったのも原宿。絶世の美女って言われたの。

 馴染みの喫茶店には舘ひろしも来ていて、会うたびにお願いされて、コーヒーおごってあげた。この前、山形の天童駅でばったり会ったら、駅弁の「牛肉どまん中」をスタッフの分まで振る舞ってくれて、「タチ! ごちそうさん」って。東京へ向かう同じ車両で大きな声でお礼を言ったら、照れていたみたい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ