著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「あっちむいてホイ」みたいなものを作りたい チョコプラ長田の職人気質

公開日: 更新日:

「今、どっちが大事か考えろよ」(長田庄平/テレビ朝日系「チョコプランナー」10月31日放送)

 ◇  ◇  ◇

 いまやYouTubeでも大人気のチョコレートプラネット。同期のななまがりは、YouTubeの方向性が定まらず、半年以上更新停止中だという。そんな彼らから「劇場の出番が忙しく、YouTubeに割く時間がない」という悩みが寄せられた際、チョコプラの長田庄平(42)が「もう時間を取るって決めるしかない」と多忙を極めながらも、YouTubeを更新し続けている彼らだからこその説得力あるアドバイスを送った。

 続けて語った一言が今週の言葉だ。長田は「劇場だけの給料で将来食っていくのが夢だったのか?って話」とガチの熱量で迫った。

 チョコプラは結成3年目から「キングオブコント」(TBS系)の決勝に進出するなど、早くからコントの実力が認められながらも、そこから長く、くすぶっていた。

 ところが、長田が「俺らが売れるのは絶対にコントしかないんだと。必死にコントの鍋を煮立てて煮立てて作ったんですけど、つき出しで出したモノマネがボカン」(テレビ東京系「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」2020年11月3日)と振り返るように18年、松尾駿によるIKKOモノマネが大ブレーク。長田も和泉元彌モノマネでそれに続き、コント職人の彼らがモノマネで売れるという予想外の形でバラエティー番組に引っ張りだこになっていったのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」