著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

榊原郁恵さんら親族が渡辺徹さんの棺の前で笑顔の記念撮影 「憧れの家族像」がここに…

公開日: 更新日:

 俳優の渡辺徹さんが敗血症のために亡くなった。テレビドラマや舞台、バラエティーのゲストなど精力的な活動を見せていただけに、61歳とは若すぎると感じたが、30歳ごろから糖尿病を患い、さまざまな病気と闘いながら仕事を続けられてきた。奥さんである榊原郁恵が懸命に食事管理などしてサポートしてきたことも広く知られていた。

 今週の月曜に家族葬を終えて、夫人と長男の渡辺裕太が記者会見した。11月20日に病院を受診し入院、28日に亡くなる急な出来事だったという。その時、夫人が明かしたのだが、徹さんの棺の前に集まった親族が揃って写真撮影したところ、「なぜかみんな笑顔で、こういうのでいいのかしら……」と。その言葉を聞いて、常にまわりを楽しませてきた徹さんらしいなぁと感じた。

 徹さんと郁恵さんが結婚した時、僕がリポーターとして出ていたテレビ局が披露宴を生中継した。密着などの企画で取材したり、仲のいい夫婦ではあったものの、浮気がバレて「ものすごく叱られまして、高い買い物をさせられました」と自然体で話してくれたものだ。芸能リポーターにとってありがたい人だった。

 ずいぶん昔のことだが、正月に芸能人が多数、ハワイに行っていた頃、僕らはホノルル空港(当時)で待ち構えていた。 日刊ゲンダイでも紹介したが、到着した便の同じファーストクラスに、松田聖子・神田正輝夫妻、郷ひろみ・二谷友里恵夫妻、そして徹さんと郁恵さんが乗っていた。聖子や郷には逃げられたが、そこに出てきたのが、徹さんと郁恵さん。

「びっくりしましたよ。聖子さんと郷さん、目も合わさないし」

 今の人は知らないだろうが、2人は恋人同士だった。そう徹さんが話し始めると、郁恵さんが「ちょっと、そんなこと話していいの」と遮るのだが、渡辺さんは「マスコミの皆さんは、僕らが同じファーストクラスだってご存じなんだから」としゃべってくれたのだ。まさしくサービス精神旺盛な人なのだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?