中高年を熱くする3Dアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」大ヒットの納得理由

公開日: 更新日:

 アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」(公開中)の勢いが止まらない。同じアニメ映画で3週連続興行収入1位だった「すずめの戸締まり」(新海誠監督)からトップを奪うと、そのまま3週連続で1位をキープ。興収40億円を超える大ヒットとなっている。口コミも上々で、お正月シーズンの目玉になりそうだ。

 その魅力を原作世代の映画批評家、前田有一氏が語る。

「近年まれにみる熱いスポーツものと言えます。原作漫画における最終戦で、凄まじい攻防が今もバスケファンの語り草となっている山王工業高校戦を2時間に凝縮してあるので見せ場の密度が高い。いわば原作31巻分の一番おいしいところを出し惜しみなく映像化しているわけで、後半は怒涛の感動が押し寄せます」

 1990年から約6年間にわたり週刊少年ジャンプ連載された伝説の人気バスケ漫画「SLAM DUNK」を、原作者の井上雄彦自らが脚本&監督。インターハイ2回戦で王者・山王工業と対戦することになった、神奈川県立湘北高校バスケ部最後の戦いを、濃密な試合描写で描く。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景