古内東子さん 音楽を聴いて初めて泣いたB・ジョエル「夜空のモーメント」の曲の思い出

公開日: 更新日:

「恋愛の神様」といわれる根っこ

「恋愛の神様」といわれるようになった根っこには、切ない感じのする曲が好きという私の性質があったと思います。

 歌詞はどうあれ、すごく元気で明るくなる曲より、ちょっとしっとりした感じの曲が好きというのはずっとありました。それは今のスタイルにつながるところがあります。

 でも、そもそも歌詞を書き始めたのは、曲を作ったり歌を歌ったりするようになって、ソニーミュージックの方に出会って、デビューに向けてコンタクトを取るようになってからの話です。

 書き始める時点ではこんな感じかなと思って書いていたくらいなので、歌詞が注目されるようになったのは意外でしたけどね。

 今月8日にデビュー30周年記念アルバム「果てしないこと」をリリースします。その中から「素肌」を先行配信しました。会いたい気持ちをしまっておくポケットがいっぱいになって、もう私はそのコートを脱いだという歌詞がとても気に入っています。

(聞き手=峯田淳/日刊ゲンダイ)

▽古内東子(ふるうち・とうこ) 1972年11月、東京都出身。93年「はやくいそいで」でデビュー。96年「誰より好きなのに」がヒット。デビュー30周年記念アルバム「果てしないこと」を3月8日にリリース。ライブ「TOKO FURUUCHI 30th ANNIVERSARY Billboard Live Tour 2023」(3月8日ビルボードライブ大阪、3月11日同横浜、3月17日同東京)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋