元NHK松平定知さんだけじゃない! TV界で踏ん張る高齢シニア司会&キャスター“春の陣”

公開日: 更新日:

 久しぶりにテレビ画面に登場すると「ご健在で」「久々」「老けたなあ」などとネットが盛り上がった。元NHKアナウンサーの松平定知さん(78)である。

 このほど放送のNHK総合「テレビはどう伝えた!?激動の世界」。1989年のベルリンの壁崩壊でのエピソードであった。茶色いカラーレンズの眼鏡をかけた「殿」は変わらぬ名調子でこう語った。

「スマホがまだない時代、多くの日本人が朝7時のテレビニュースを見聞きして、その日の最新情報を手に入れ、激動の世界の歴史真っただ中にいるのを確認していた。テレビジョンというのは、遠く離れている場所の映像を遠くから見ることができる、まさにその特性を生かした東ヨーロッパの激変だったと思います」

 1969年入局の松平さんは「NHKニュース」「その時歴史が動いた」などの看板番組を担当し、紅白司会も務めた。2004年に定年退職後も契約で働き、07年にフリー転身後も立教大大学院の客員教授などで活躍を続けているという。

「1944年生まれでは、みのもんたさん、久米宏さんもいて、いずれも健在、活躍中です。みのさんは『秘密のケンミンSHOW』を卒業、地方局の出演番組も終わり、パーキンソン病を明かしたりしつつも、終活なんかするものかと気を吐かれている。久米さんもユーチューバーをしたりしているのですが、それを休む際に『ヨットに乗って少し旅に出ます』と宣言して目を引いていましたね」(スポーツ紙芸能記者)

 みのもんたはなるほど香川照之のスキャンダルに元銀座の帝王としてコメントしたりして、暮れの紅白歌合戦では、あまりの変わりように「歌合戦という番組名を変えるべき」と喝破していた。元気な現役シニア世代は健在である。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言