著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

吉本興業会長・大﨑洋さんとの台風のような出会い…突然「今いくよ・くるよ」のネタを書くことに

公開日: 更新日:

■「ほな書いたってや」といくよ・くるよの楽屋に

「自分は(君は)阪神巨人しか書かへんのんか?」「いえ、書かせていただければどなたのでも書きます」「ほな、いくくる(いくよ・くるよ)書いたってや」「はい、喜んで!」「ホンマ? ほな行こ行こ!」と楽屋の方へ足早に行かれ、あまりの急展開に戸惑いながら大﨑さんの後について行きました。

 当時の「うめだ花月」に数部屋しかなかった3畳ほどの畳敷きの個室の楽屋へ連れて行かれました。入り口には「今いくよ・くるよ」と手書きされた紙が貼られていたと記憶しています。

「おはようございます大﨑です。今よろしいですか?」と外から声をかけられると「かまへんよ。入って入って!」という、いくよさんの声が。舞台は何度も見ていましたが、超売れっ子のお2人に直接お会いするのは初めてで緊張してドキドキしていたことを覚えています。

「失礼します」と引き戸を開けた大﨑さんが、

「休憩中にすんません。巨人君とこの台本書いてる本多君いうんですけど、いくくるさんのネタ書きたいらしいんで話聞いたってもらえますか?」

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