著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ジャニー喜多川氏=いい人」が定着していく一方で…性加害は繰り返されていた可能性が

公開日: 更新日:

「男性アイドル王国」をつくったジャニー喜多川氏。「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」のギネス世界記録を持つ功績者だが、新たに性加害者という顔が明らかになった。

 少年野球から始まったジャニーズ事務所。やがて歌って踊れる男性グループを歌謡界に送り込み旋風を巻き起こし、「男性アイドル」という新たなジャンルを確立。テレビ・マスコミを支配してきた。

 ジャニー氏が正式に事務所を創設したのは31歳の頃。ジャニー氏自身の目で10代の少年たちをスカウトした。「外見だけでタレントの素養がある」と見抜く才覚を称賛された。野球のように実際にプレーを見てスカウトするのではなく、ジャニー氏のお眼鏡にかなった者だけが入所を許される独特の世界。従来の芸能プロとは明らかに違う。ジャニー氏はどんな人なのか? 素性どころか顔も知らない人が大半だった。

 ジャニーズと関わる人との雑談でも「ジャニーさんってどんな人」と決まり文句のように聞いた。明確に答えられる人はいないが、一様に「いい人」の言葉をよく耳にした。元ジュニアもこんな話をしていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」