故・上岡龍太郎さん 島田洋七が述懐する“粋な計らい”、公言していた“東京嫌い”秘話

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 5月19日に大阪市内の病院で肺がんと間質性肺炎のため、81歳で死去した元タレントの上岡龍太郎さん。関西はもとより、有吉弘行(49)、爆笑問題太田光(58)など、東京の芸能界からも世代を超えて哀悼の意をささげる声はやまない。

 80年代の漫才ブームを「B&B」でけん引した島田洋七(73)は、上岡さんについてこう述懐する。

「相方の(島田)洋八と吉本興業を辞めて、東京に進出するために新幹線のグリーン車に乗ったとき、そこで初めて上岡さんに会ったんです。まだ駆け出しの漫才師がグリーン車に乗っている。生意気だと思ったんでしょうね。そこで『グリーン車に乗れるほど売れるために、グリーン車に乗ったんです』と言ったら、上岡さんは『その心がけが大事だ』と言って、新幹線のチケット代とグリーン車の代金をくれたんです。粋な人でした」

 関西を代表する人気タレントだった上岡さんは当初、「東京では仕事はしません」「全国ネットでやっているお笑いは程度が低い。僕がアホに合わせる必要はない」と“東京嫌い”を公言していた。

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