ディズニー創立100年記念・実写映画「リトル・マーメイド」でアフリカ系女優を起用した重い意味

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■アメリカンドリームの体現者

 主演のハリー・ベイリーは、11歳の時に姉と立ち上げたユーチューブチャンネルでビヨンセのヒット曲を歌う動画がバズり、本人の目に留まって歌手デビューを果たした経歴を持つ。その後、グラミー賞にも5回ノミネートされるなど若手シンガーとして頭角を現し、18歳時に受けたオーディションで見事アリエル役を射止めた。長編映画の主演は初めてという、まさにアメリカンドリームの体現者だ。

「演技も安定していましたが、圧巻なのはやはり歌唱シーンです。映画の序盤、おなじみの主題歌『パート・オブ・ユア・ワールド』を彼女が歌い出した途端、あまりの迫力に客席が息をのむのがわかったほどです。アリエルが、見果てぬ人間界と自由への憧れを歌い上げるこの名曲を聴いているだけで、涙が出るほどの表現力でモノにしていました」(前田氏)

 米国では作品の評価も上々で、彼女をモデルにした作品フィギュアの売れ行きも良いという。日本のファンは“新アリエル”にどんな反応を見せるか。

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