著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

角田信朗さんはトーク番組のひな壇に「格闘家枠」を確立させた“開拓者”

公開日: 更新日:

 今回は空手家、ボディービルダー、俳優、歌手と数々の肩書をお持ちで、昨年の「マスターズボディビル選手権大会」で2冠を達成された正道会館・最高師範の角田信朗さんです。

 角田さんとは30年ほど前、金曜深夜の「熱血!ハイテンション」(関西テレビ)という“格闘技オタク”の番組で構成者の一人としてお目にかかりました。

 当時は30代前半で一分の隙もないバリバリの現役「K-1戦士」。身長はそれほど大きくはありませんでしたが鍛え抜かれたその体はまさに鋼のようで「ごっつい人やな……」と生唾をのみ込んだ覚えがあります。戦いの時には鋭く射抜くような目が、ふだんはそれはそれは優しいまなざしで、誰に対しても礼儀正しく、いつも腰が低く、スタッフ受けも抜群。知らない人も多いようですが実は英語が堪能で、頭の回転が速く、機転も利く。そのうえ、いつも冷静沈着で空手着を着てない時はなにをしている人なのか想像もつかない“エリート筋肉お化け”でした。

 格闘技好きの私とは「角田さん」「先生」とすぐに打ち解けて本当に仲良くしていただきました。角田さんを世間の方に知ってもらうために10分強の「角田信朗物語」も作らせていただきましたが、その際のお話でとんでもない努力家であることを知ります。関西外国語大学を出てらっしゃるので英語が堪能なのかと思っていましたが、ブルース・リーがきっかけだったそうです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝