堺雅人「VIVANT」11.5→11.9%伸び悩み…不評の一因は字幕? スマホながら視聴者が敬遠か

公開日: 更新日:

「『VIVANT』初回に引き続き、2回目も劇中で外国語の会話のシーンが多かった。当然、字幕付きですが、今どきはテレビ視聴者の6割が、スマホをいじりながらなどの“ながら視聴”とも言われます。つまり、ずっと画面に集中して見ていないわけで、いちいち字幕を追わないと話についていけなくなるドラマは敬遠されがちなんです」

 日曜劇場のリアルタイム視聴を支えている中高年にとっても、展開が早い上に字幕が多い「VIVANT」は見るのに疲れてしまうという指摘もある。芸能ライターの山下真夏氏もこう言う。

「“字幕問題”は邦画の興行収入が洋画を上回るようになった10年ほど前から、映画業界の関係者も悩ませています。じっくり本を読む若者が減ったせいか、集中して字幕を追えず、字幕の意味がすぐに読み取れなかったりするそうです。それで洋画も吹き替えが人気ですが、テレビドラマだって同じこと。最近は劇中でLINEのやり取りを画面に出すドラマがありますが、その文字を追うのですら《面倒くさい》と嫌がる視聴者も少なくないそうですし……」


 若者に限らず、視力の衰えを隠せない中高年にとっても、画面の細かい文字はシンドイか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし