NHK朝ドラ「ブギウギ」はこれからが面白い! 美空ひばり役は誰だ?

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因縁ある吉本興業も旧ジャニーズも番組を応援

「ブギウギ」には強力な応援団もついている。愛助は村山興業の坊(ぼん)だが、これは吉本興業の吉本頴右、母親のトミ(小雪)は創業者の吉本せいだ。スズ子が入団した梅丸少女歌劇団は現在のOSK日本歌劇団で、京マチ子、千賀かほる、瀬戸カトリーヌらも活躍し、そこで進駐軍との通訳をしていたのが、後に弟のジャニー喜多川ジャニーズ事務所を経営するメリー喜多川だった。

「吉本興業と日本歌劇団の関係者はみんな見ているでしょうし、旧ジャニーズ関係者もひそかに応援してるんじゃないですか。『ブギウギ』は一般の視聴者だけでなく、業界のプロが面白がっているのも強みです。バラエティー番組なんかでイジってくれますからね」(前出の編集デスク)

 シングルマザーとなったスズ子は、公演にも娘を連れていき、出番の合間に授乳する。それを温かく見守る作曲家・服部良一の羽鳥善一(草彅剛)とちょっと嫌みを言う淡谷のり子の茨田りつ子(菊地凛子)。第1話の意味不明だった冒頭シーンは、ここにつながっていたのだ。

(コラムニスト・梅原かみな)

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