著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

森日菜美は負けん気の強さで才能開花 東宝芸能はクビ寸前の状態だった

公開日: 更新日:

 今年1月に放送された「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)にゲスト出演したときに彼女は、まったく仕事がない時期が続き事務所のスタッフに「もう居場所はないよ」とクビ寸前状態を宣言されて、「じゃあ、売れてやんよ」と息巻いてしまったというエピソードを明かした。

 2020年からグラビアで活躍するようになり、さらに「呼び出し先生タナカ」で負けん気の強さをうまく生かして、バラエティーの才能が開花。ターニングポイントになったのは、彼女が作ったケーキがMCのアンガールズ田中卓志から厳しい評価を受けて収録中に泣き出してしまうという出来事だった。

 もともとよく泣くほうだという彼女がバラエティーで泣いたのは初めてだったが、その姿が「かわいすぎる」とネット上で話題を集めて、「森日菜美 号泣」で検索する人が増えた。その個性的なリアクションが注目され、どっきり番組でも活躍するようになった。彼女が芸能界で“居場所”を見つけた瞬間だ。

 今年3月の23歳の誕生日には初のフォトスタイルブックが発売。メークやビューティーケアに関しても語っていて、女性支持が高いことを示している。雑草育ちで、自分の気持ちを素直に表に出す彼女の姿が、親しみやすい存在として同性の共感を得ているのだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃