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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

趣里は浜辺美波に女優として負けたのか?「ブギウギ」vs「らんまん」で視聴率の明暗が鮮明に

公開日: 更新日:

「浜辺が趣里に視聴率で勝った」ことから見えてくるのは、朝ドラの視聴傾向だろう。「ブギウギ」は趣里の共演者に菊地凛子(43)、蒼井優(38)らの演技派を揃えたわけだが、SNSではこれに《朝早くから、こってこての関西弁を聞かされると気分が重くなってしまう》とか《昔の芸能界そのままの再現なのかもしれないけれど、趣里の厚化粧には思わずチャンネルを変えてしまいました。“おしろい”の香りが画面から匂ってきそうで朝ドラにはキツい…》など、あでやかさや華やかさ、俳優の高い演技力が逆に裏目に出てしまっていることをうかがわせるコメントが多く見られた。確かに、“ブギの女王・笠置シズ子”のドラマチックな半生は、朝食や昼食の支度や後片付けをしながら見るには少し重厚過ぎたのかもしれない。

■女優の良し悪しは演技力だけでは決まらない

 一方、「らんまん」の浜辺は、演技力では「ブギウギ」出演者たちには少々劣るのかもしれないが、“女優の良し悪し”は演技力だけでは決まらないことをまざまざと見せつけた。

「確かに素人の目から見てもその差を感じざるを得ませんが、浜辺には視聴者の心に響く何か特別なものが備わっているのです。それが決してハンサムとは言えないけれど、演技力や好感度の高い神木とコンビを組んだことで、とても良い化学反応が生じたのでしょうね。浜辺の実力は朝ドラ後の“売れっ子ぶり”を見ても明らかでしょう。CM出演依頼が殺到しているという事実は、彼女がたくさんの老若男女を問わず視聴者に愛されているという証拠です。一方の『ブギウギ』の趣里は、もちろん本人の“頑張ったから少し休みたい”という意向もあるでしょうし、まだ情報解禁日を迎えていないだけかもしれませんが、新CMや連ドラ、映画などに対する動きが鈍いように思えます」(芸能関係者)

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