TKO木下隆行さん 不祥事騒動から再起を懸ける日々…「目標はキングオブコントで優勝することや」

公開日: 更新日:

来年以降もツアーで全国を回りたい

 ──これからやりたいことは?

 来年も全国ツアーをまたやりたい。大変な思いでツアーしているのに、残りが少なくなった今は「また来年も全国回りたい」と思うようになってきたんです。この理由には自分の中での大きい変化があります。

 変な言い方ですけど不祥事を起こしてなかったら、都道府県をすべて行ってコントするなんてあり得なかったし、出会ってなかった人が大勢いるんです。回っているうちに思考も変わっていきました。もちろん不祥事は絶対起こしちゃいけなかったですし、反省もしてきました。でも、不祥事を起こして再起のために全国ツアーをしてなかったら「今、俺何をしてんのやろ?」と考えるとゾッとするんですよ。「ちゃんと仕事できてるのかな、楽しく生きてるのかな」と。

 ツアーをしてなければ行くことはなかった町に行き、「来てくれてありがとうございます!」と言われるとすごくうれしい。コントで人と出会えているんです。

 昔のように芸人の営業のショッピングモールで20分のネタをやるのとは違って、チケットをネットや手売りで買ってくれた何百人の人たちと会っていくと、今では「あそこの県のライブは楽しかったなあ」とか思い出すんです。

 だから、やりたいことはまず、来年以降も全国を回ること。これは相方に話したら木本も同じ考え方でしたよ。今すごく気が合います(笑)。

 全国ツアーで、若手の気持ちになれたのが僕らの大きな財産。今は「必死」と「夢中」が一緒になっている気持ちです。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった