石原さとみ“母の顔”で新境地「ミッシング」絶賛公開中 7年前の“種まき”ようやく実を結ぶ

公開日: 更新日:

チャームポイントの唇も“あざとかわいい”から“大人の色気”に

 石原といえば、女性誌の「なりたい顔」人気上位。ところが今回は「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)の時のファッションリーダーのイメージはバッサリ捨て去った。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「年齢的にも恋愛ドラマからは卒業して次のステップへと進みたいけれど、あまりに人気がありすぎてイメージチェンジが難しく迷走していたのが7年前だったのでしょう。監督へのオファーという“種まき”と、結婚、出産というライフステージの変化が相乗効果となって、いい時期に脱皮できた。えぐるような感情は、実生活で母親として子どもと向き合っていることが強みになって、見る側を演技で引きつけるし、チャームポイントの唇も“あざとかわいい”から“大人の色気”に変わって映る。“ホリプロ3人娘”の綾瀬はるかさんは、アクションや『義母と娘のブルース』の堅物なキャリアウーマン、深田恭子さんは“奇跡の40代”と、それぞれにミドルエイジからのポジションを確立しています。石原さんは2人にはない、母という肩書で誰よりもキャリアを大きく広げることができるのではないでしょうか」

「ミッシング」は、5月29日までの2週間で30代のオトナ層を中心に23万人を動員。新境地を切り開いた石原さとみのこれからが楽しみだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」