「女たちのテロル」ブレイディみかこ著

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「女たちのテロル」ブレイディみかこ著

 1916年夏、朝鮮・芙江で13歳の日本人少女が死のうとしていた。その少女・金子文子は、戸籍がない無籍者として育ち、両親に捨てられ、祖母に引き取られ朝鮮に渡ってきた。しかし、祖母にも虐待され、苦しさから逃れるために死を選ぼうとしているのだ。投身寸前、祖母らへの復讐心がわき、死をとどまる。

 一方、1909年、女性参政権運動に身を投じたエミリー・デイヴィソンは財務大臣の車にレンガを投げつけ刑務所の独房に入れられていた。

 1915年、アイルランドに向かう船には、同志に武器を届けるため帽子の中に起爆装置を隠して運ぶマーガレット・スキニダーの姿があった。

 日本、英国、アイルランドそれぞれの地で独立のために命を懸けて戦った3人の女性を描く評伝。 (岩波書店 1331円)


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