高田馬場「大衆酒場55」もつ焼きを楽しむ若い女子たちの隣で還暦男2人が昔話に花

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 高田馬場にはパール座と早稲田松竹といういい名画座があった。

 早稲田松竹はいまだに良質なプログラムを組んでアタシたちのような映画好きはもとより、映画館好きの強い味方になってくれている。

 高田馬場は若かりしアタシにとって、映画の街だった。30年ほど前、取引先があったことから「さかえ通り」を通ることが多く、その頃は風俗店が軒を連ねていた。時代はダイヤルQ2全盛期。Q2成り金が跋扈するちょっと危なっかしいがエキサイティングな通りだった。普通に歩いている連中も、男女を問わず一癖も二癖もありそうな輩ばかり。ま、アタシもそのひとりだったのだけれどね。

 旧知の取引先の社長からそのさかえ通りに評判の店があると聞いて2人で向かった。学生が多い街であることは昔と変わらないが、外国人留学生も激増し、今では清く正しいさかえ通りといった趣だ。何よりも清潔で安全安心な店が増えたことに驚く還暦男である。

 さて、その評判の店は、昨年5月にオープンしたばかりの「大衆酒場55」。もつ焼きを中心にパワフルなツマミで酒を飲ませてくれる。もつ焼き伝道師のアタシとしては、お手並み拝見といったところだ。

 まずは生中(580円)。そして低温調理のレバとハツの刺し身(各490円)。ナンコツ煮込み(540円)と焼き物はシロ(180円)と豚トロ(190円)。サイドメニューはもつ焼きの邪魔にならない軽いものが並ぶ。さすがわかってらっしゃる。

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