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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

日本のテレビもインバウンドばかり“貧すれば鈍す”…制作費ケチり近場で安上がりな番組作り

公開日: 更新日:

世界の未承認独立国家を訪問

 世界を旅する番組で久々に面白かったのが「ミクロヒー~ヒコロヒーのミクロな未承認国家旅~」(日本テレビ系)。ヒコロヒーとお笑いコンビ、きしたかのの高野正成が世界の未承認独立国家(ミクロネーション)を訪れるもので、初回に訪れたのはスウェーデンの山中にある独立国家「ラドニア」だった。

 道中、防寒具と店内で一番安い登山靴を購入するが、それでも15万円もする。世界の物価が高過ぎるのか、日本が安過ぎるのか。「電波少年」のような無謀さもあり、ワクワクドキドキがたくさんの番組だった。

 この番組、Hulu独占配信でテレビ版はそのお試し視聴だった。テレビ単独では、もうこの手の番組は作れないのか。貧すれば鈍す。こういう時だからこそケチらずお金をかけてでも、これぞテレビといえるような番組を作ってほしい。

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