加橋かつみさんが憧れたストーンズ「サティスファクション」はザ・タイガースの原点でもある

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 それを見たら、もう学生運動なんかやってる場合じゃないと思いましたね。暗い学生運動が世の中を変えることなんてできっこない。学生運動なんかやっている間にビートルズが出てきて、世界中のいろんなカルチャーを一遍に変えちゃったわけだから。

 それは現在に例えていえば、インターネットが出てきて世の中が変わったのよりも印象が強かった。歌っているのは英語の歌詞。そこには歌詞なんかわからなくてもビンビン伝わってくるものがあった。それは本当に驚きでした。

 最初はギターを持っていないから、友だちがやっていたバンドの楽器を借りました。バンドのパートはじゃんけんで決めた。僕が勝ったからギターとかね。楽しかったのはダンパ、当時はやっていたダンスパーティーのこと。バンド演奏するからというので、ダンパのチケットを売って小遣いにするんです。やっていてこんなに楽しいことがあるのかと思いました。京都にあった「田園」というダンスホールとかでね。その時は沢田(研二)はまだ入っていません。

 その後、僕らのスポンサーみたいな人も現れました。坂東流のお師匠さんと呉服問屋の若旦那です。若旦那は僕らと遊ぶのがうれしくて仕方がなかったみたいで、祇園で今のお金でいえば、一晩で100万円、200万円くらい使ってたのかな。

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