「何のために放送しているのか」が分からなくなった「24時間テレビ」は来年も放送へ…識者は「何となくの良かったね感」は禁物と苦言

公開日: 更新日:

■「1度休んだら2度と再開できない」という恐怖心が日テレ上層部にあったか

 影山氏は「総括があいまいなままでの放送継続は、それこそ、子供たちへの教育面でも非常に良くない」とも付け加えた。

「一方、メディアは何者から行動を強制される存在ではありませんが、であるがゆえに自主的に放送を中止し、翌年以降に視聴者から求められるのであれば、放送を再開するという形が筋でしょう。そうしなかったということは、1回休んでしまった場合、2度と再開できないという恐怖心が日本テレビの上層部にあったのかもしれません。そのような中での放送で、やす子さんをはじめとする出演者の皆さんは本当に頑張っていたと思います。ただ、そうであるがゆえに、番組の在り方と出演者の頑張りがないまぜになって、何となくの『良かったね感』が出てしまってはいけないのです」

 来年も放送するのであれば、それこそ、「自己批判」あふれる総括が必要だ。

  ◇  ◇  ◇

 罵声を浴びながらの放送が終わった。●関連記事【もっと読む】もはや「苦行」、「回数ごまかせる」の指摘も…24時間テレビ「やす子マラソン」強行に視聴者ドン引き…では、放送中に上がった視聴者からの疑念の声の数々について伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束