著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

やす子に始まり、やす子に終わった…一体、誰のための「24時間テレビ」なのか

公開日: 更新日:

 やす子に始まりやす子に終わった日本テレビ系「24時間テレビ47」。

 思えば昨年11月、系列局の元幹部社員寄付金着服が発覚、存続が危ぶまれていた瀕死の「24時間テレビ」。その後、ドラマ「セクシー田中さん」原作者死去にまつわるゴタゴタもあり、視聴者の日テレに対する目は厳しいものだった。

 6月に今年も放送することを決定。水卜麻美が番組内で不祥事についてお詫びし、今年も放送すると伝えた。これに対しても、一介のアナウンサーではなく、社長自ら出て説明するのが筋と批判の声が上がった。

 それがどうか。蓋を開けてみれば、視聴率は昨年よりも上がり、やす子の児童養護施設募金マラソンで集まったのはなんと4億3801万4800円! 「やらないよりは動いた方が変わると思うので……頑張ります」と走る前、やす子が語っていた通りになった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド