「SHOGUN 将軍」エミー賞18冠で真田広之が渡辺謙をついに凌駕 「英語力」「謙虚さ」が生んだ逆転劇

公開日: 更新日:

 米製作映画「ラスト・サムライ」(2003年公開)の出演をきっかけに米ハリウッド進出した日本を代表する二大俳優、渡辺謙(64)と真田広之(63)。何かと比較されることが多かった2人だが、あれから約20年…真田がプロデュース・主演を務めた「SHOGUN 将軍」は大ヒットし、が米テレビ界最高の賞「エミー賞」で作品賞など18冠を達成した。既にシーズン2の製作状況がニュースになるほど全米で大きな注目を集めている。

 特殊メークや衣装製作が必要な時代劇はただでさえお金がかかることで知られるが、気になる高額製作費について米NY在住のエンタメ業界関係者は言う。

「SHOGUNの製作はウォルトディズニーカンパニーです。ディズニー子会社の放送局であるFX社は製作費を明かしてはいませんが、今年2月のスーパーボウルでSHOGUNの30秒CMのためにディズニーが700万ドル(約9億9000万円)をつぎ込んだことが業界内で大きな話題になっていました。それに、バンクーバーでの撮影は日本人エキストラに標準の4倍の報酬が支払われたという話ですから、相当の期待を込めた製作費だと思います。実際、前評判通り視聴者の反響も大きかった。最近では、日本人俳優といえば『Ken Watanabe』と言ってもピンとくる人が少なく感じます。それに対して、エミー賞受賞前から『SHOGUN』『Yoshii Toranaga』『Tokugawa Ieyasu』の知名度が急上昇し、一人でトークショーにゲスト出演するなど18冠の受賞を機に『Hiroyuki Sanada』の名前はすっかり有名になりました」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み