「SHOGUN 将軍」エミー賞18冠で真田広之が渡辺謙をついに凌駕 「英語力」「謙虚さ」が生んだ逆転劇

公開日: 更新日:

思慮深く物腰が柔らかい真田に対して渡辺は…

 さらに、二人の大きな違いを同じ人物が語る。

「真田さんは日本人俳優陣の中でもベテランですが、後輩に威張ったりすることもなく謙虚で、思慮深くありながら物腰は柔らかいので人としても尊敬できます。一方の謙さんは身長も高く見栄えはいいですが、性格は昔かたぎの親分肌。後輩やスタッフに厳しいところもあるので、今の時代と合わなくなってきているかなと感じます。特に欧米の価値観とはズレがあるのでしょう」

 今や還暦を過ぎた二人だが、過去には女性問題を抱えた共通点もある。渡辺は、モデルで女優の杏(38)の実母でもある元女優、女優の南果歩(60)とどちらも不倫騒動を経て2度の離婚を経験。昨年は21歳年下の不倫相手だった女性と3度目の結婚を実らせたばかりと現役感は否めない。真田も過去には忘れられない不倫騒動があった。1990年に手塚理美(63)と結婚して2児をもうけたが、映画の共演をきっかけに葉月里緒奈(49)と不倫関係に陥った。その際の真田の曖昧な対応は多く不評を買った、以降浮いた話は聞こえてこない。世界のどこにいても自由に恋愛を謳歌してきた渡辺に対し、最初の失敗以降、私生活も控え目な姿勢を貫いてきた真田の忍耐力が今回の大成功の鍵となったのだろう。

   ◇   ◇   ◇

 渡辺謙はこの20年間に南果歩と離婚し、3度目の結婚をするなどプライベートも慌しかった。【関連記事】に詳しいのであわせてご覧ください。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  5. 5

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  3. 8

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  4. 9

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  5. 10

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった