著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

奈緒の演技の土台は“人のよさ” 役のタイプがどんなに違えど、共通して深みがある

公開日: 更新日:

「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)

 10月8日にスタートした「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系/毎週火曜22時~)で主演しているのは、奈緒。彼女が演じるのはアラサーの市役所職員で、結婚を目前にして彼氏に逃げられ、謎の金髪男との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌!」とボクシングに目覚めるという、連ドラにはあまりなかった「ボクシングラブコメディー」というジャンルを目指したオリジナル脚本ドラマだ。

 奈緒がパンチをどんどん打ち込んで、テレビドラマ界を目覚めさせてくれることを期待したい。
奈緒は1995年2月10日生まれ、福岡県出身。地元のモデル事務所に所属して活動した後、20歳のときに上京。2018年にNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で永野芽郁の親友を演じて注目を集め、2022年放送の「ファーストペンギン!」(日本テレビ系)で地上波民放GP帯連ドラ初主演を果たした。

 2021年4月にこの日刊ゲンダイで彼女について書いたときにはまだ脇役としてのドラマ出演が多く、「今後は物語を引っ張る女優として、その心地いい魅力を発揮してくれるに違いない」と記したが、予想通りに今や物語を牽引する主演女優に成長した。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲